はじめまして、伊藤憲吾と申します。
本企画展も今年で6回目となります。企画名称の通り40歳までの建築家が参加できる合同作品展です。今年で39歳、ラストイヤーとなりました。最後の年は実行委員長をさせていただきます。自己紹介を兼ねて実行委員長挨拶と今回の開催趣旨に触れたいと思います。
今年、2015年は「時代の転換期」と捉えて企画検討をいたしました。
時代をさかのぼれば、建築家の在り方は様々な変化をしてきました。
戦後の1950年代、国家の政策にも絡むような大きな立ち位置での建築家が活躍しました。丹下健三さんやその弟子にあたる磯崎新さん達の世代です。
1970年中盤には、建築家は住宅設計にも力を入れていきます。今や世界の建築家である安藤忠雄さんや伊東豊雄さん達世代の活躍がありました。同時に地方にも建築家が多く誕生したように思います。
1990年中盤は、バブルがはじけ、阪神大震災が起きました。日本建築の安心神話は足元から揺らぎ自信を失います。しかし、ITが発展しコミュニケーションが活発となっていきました。我々出展者は、そんな時代に社会に出て歩き始めました。
そして2010年中盤の今を見渡せば、東北の震災も起き、エネルギーに対する問題を抱え、世界の先進国のなかで初めて人口減少も始まり、必然的に新築は減り、不動産ストックの活用が求められ、そしてリノベーションという手法が一般化したように思います。今やリノベーションはDIYでも行われます。素人施工でも、それが「味」となり価値を見いだされています。これは大変良い事です。高いモノが良いわけでは無く、価値のあるモノが良いと言える時代です。大量消費の時代から少量高価値の時代とシフトしています。
では、我々建築家はこれからどうすればいいのでしょうか?
そんな漠然とした不安を抱きます。。
いま変わるべき時を迎えました。そこで我々は「建築家のDIY」に取り組みます。DIYは、我々がやるべきもので無かったように思われましたが、時代に嘆いてばかりでなく変化に答えなくていいのか?!と正面から向き合います。今を生きる建築家が、今を表現するためには、DIYが表現手法になると信じて!
我々のDIYの目的は「どうやって、いまを、よくしよう」です。目的はいつだってここにあります。
これまでの時代を踏まえ、これからの時代を生きていく、建築家の今を感じてもらえればと願います。
以上を実行委員長の挨拶とさせていただきます。
さて、続けて自己紹介です
、、、、
長い!!もー長い!!読み疲れるわ!!
簡単にします。
猫と漫画が好きです。
よろしくお願いしまーす!!
詳しくはFBでも覗いてやってください!→https://www.facebook.com/kengo.ito.architects
【事務所名】伊藤憲吾建築設計事務所
【URL】http://itokengo.seesaa.net/
【事務所FBページ】https://www.facebook.com/ItoKengoArchitects
【経歴】
1976年 大分県大分市生まれ
1995年 大分県立鶴崎工業高校建築科 卒業
1995年 株式会社辻設計 入社
2003年 ラッツ・アーキテクツ株式会社 入社
2009年 伊藤憲吾建築設計事務所 設立
【賞歴】
平成25年日本建築士会連合会賞 奨励賞(House-Sim/日本建築士会連合会)
第6回建築九州賞 奨励作品(House-Sim/日本建築学会九州支部)
第18回くまもとアートポリス推進賞 選賞(House-Sim/熊本県)
第27回豊の国木造建築賞 協賛賞(みなみきつきの家/大分県)
第29回豊の国木造建築賞 協賛賞 (House-Rin/大分県)
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