建築にはとても複雑なプロセスや要素、条件が折り重なっています。とても分かりにくいものです。
今回の展覧会では、そんな複雑な構造の建築を解体してみようというテーマを設けました。そのためには分かりにくいものを分かりやすく伝えることができる知性が必要です。単に稚拙な表現では伝わり方次第では逆に誤解をされてしまうので、表現にはとても重要な意味とテクニックが必要となる展覧会です。
One Architect One Project いわゆる1×1。この×の部分を各建築家が建築と自分を結び付けている「何か」を表現する展覧会になります。「何か」が見る人の意識や感じ方の解像度を変えるようなものになればと思います。
改めまして、今回の展覧会は建築の展覧会ではありません。
どうぞよろしくお願いいたします。